LINE公式のメッセージ配信にはユーザーに情報を届けるためにさまざまな状況に適した機能が盛り込まれています。
ユーザーとのコミュニケーションの基本となるのが友だち追加したユーザーに直接情報を届けることができる「メッセージ配信」です。
メッセージ機能によって得意なところや解決できる課題が異なリますので、状況に応じて各メッセージ機能の使い分けることが必要になるでしょう。
目的を達成するための最適なメッセージ機能を理解し、使い分けたいのであれば、この記事はきっと役に立ちますよ。
LINE公式メッセージ配信とは
LINE公式ではさまざまな目的や対象に合わせて効果が高いメッセージを送ることができます。
しかしメッセージ機能が充実しているが故に、どのメッセージ機能を使えばいいかわからない、便利そうだけどなんだかわからない、いつも使い慣れているチャット機能でいいかなとなっていませんか?それではもったいない!
例えば、複数人に対して効率的に情報提供やお知らせを発信したいのであれば、一斉配信を用いるとよいでしょうし、視覚的な情報共有や商品の紹介などには画像・動画を用いたメッセージ配信が適しています。
感情表現やリアクションにはスタンプや絵文字が効果的ですし、詳細な説明や情報量が多いお知らせや状況説明には音声メッセージが便利ですね。
各メッセージ機能の特徴、おすすめの使い方、上手な使い方のコツをご紹介します。
LINE公式 あいさつメッセージ
あいさつメッセージとは
あいさつメッセージとは友だち追加された時もしくはブロックを解除された時に自動で送信される1通目のメッセージのことです。
追加直後なのでアカウントへの関心も高く、読まれやすいメッセージです。吹き出し5つまでを1配信として送ることができ、しかも従量課金の通数対象外なので無料です!
個別でやり取りをする初めてのメッセージになり、第一印象はとても大切です。もしこのメッセージで今後の配信内容が期待できないと思われるようなメッセージを送ってしまうと追加直後にブロックされてしまうことも…気をつけてますか?
では、具体的にどのようなメッセージ配信が良いか見ていきましょう。
LINE公式で配信可能なものについて
あいさつメッセージは10種類ものメッセージ機能で配信ができます。
・テキスト
・スタンプ
・写真、画像
・動画
・クーポン
・リッチビデオメッセージ
・リッチメッセージ
・ボイスメッセージ
・リサーチ(アンケート)
・カードタイプメッセージ
今後の配信の目的やイメージを考えて、メッセージ機能を選択しましょう。
スタンプの多用やユニークな画像のメッセージの後に淡々とした会社案内映像やクールなセミナー紹介、低音の男性によるボイスメッセージ…これではちぐはぐでユーザーは混乱してしまいますよね。
どんな配信のスタイルにしたいのか、スタイルに合わせたトーンをイメージして統一感のあるメッセージ配信にすることが大切です。
例)スタイル トーン
カジュアルなスタイル 友好的で親しみやすさ、口語的、日常会話
アカデミックなスタイル 論理的思考、学術論文のような正確さ
フォーマルなスタイル 公式で真面目、堅実
各機能の特徴を説明します。まず基本となる機能です。
・テキスト
テキストメッセージは文字、URLリンクを貼り付けることもできます。1つのメッセージ配信につき500字までの文字制限があります。URLリンクの文字も1文字にカウントされますので気をつけてください。
・スタンプ
LINEアプリのようにスタンプを貼り付けることができます。テキストとスタンプは1つのメッセージ内にまとめることができませんのでテキスト+スタンプですと2吹き出しとカウントされます。スタンプ1つも1吹き出しですよ!
・写真、画像
視覚に訴える写真や画像を送ることもできます。文章のみでは伝えきれない内容も伝えることができるので有効な情報伝達手段です。
・動画
作成済みの動画を送ることができます。画像よりも多くの情報を盛り込むことができ、発信者の人柄や雰囲気を演出しながら友だちへのアプローチができます。LINE公式では動画の編集機能は備わっていませんのでご注意を。
撮影した動画を編集するには変換ツールが必要です。送信できる動画のファイル形式はMP4・MOV・AVI・WMV・M4V、ファイルサイズは200MB以下という制限があります。
上記の4つはメッセージ配信を作る上での基本機能で、この基本機能のみを使ってあいさつメッセージを送信することもできます。通常は1配信3吹出しまでですが、あいさつメッセージに限っては1配信で5吹き出しまで送信できますので工夫してみてくださいね。
組み合わせ例
①テキスト+テキスト+テキスト+スタンプ+画像
②テキスト+スタンプ+画像+画像
③テキスト+テキスト+動画
組み合わせ例のように自由に組み合わせてメッセージを作ることができます。他にもLINE公式では魅力を効果的に伝える優れた機能が多く用意されてますよ。
基本機能+基本機能がセットになったような機能を紹介しますので、配信にあった組み合わせを考えて魅力的なメッセージを作成しましょう。
・クーポン
一般的に実店舗等で渡される紙のクーポンの電子版です。クーポンの効果を最大限発揮するにはリッチメッセージ+クーポンを組み合わせるのがおすすめ!
あいさつメッセージで友だち追加したユーザーに送る1通目のメッセージ配信にクーポンを添付することで、ユーザーはその場で割引やプレゼント特典を受け取れます。友だち追加直後で期待値も高い状態での送付はメリットを感じてもらう絶好のタイミングなんです。
クーポンには多くの設定機能が備わっています。確認してみましょう。
有効期間:
現時点より過去の日付は指定できませんが、任意で期間設定ができます。
画像添付:
ファイル形式はJPG、JPEG、PNG、ファイルサイズは10MB以下、推奨サイ
ズは640px × 640pxという制限があります。
使用制限指定:
1回のみもしくは上限なしのどちらかに設定してくださいね。
クーポンタイプ:
無料、割引、キャッシュバック、プレゼント、その他の5つから選べますよ。
抽選機能:
当選確率(1~99%)、当選者数の上限(1~999,999)を任意で設定できます。
有効期間:
現時点より過去の日付は指定できませんが、任意で期間設定ができます。
画像添付:
ファイル形式はJPG、JPEG、PNG、ファイルサイズは10MB以下、推奨サイ
ズは640px × 640pxという制限があります。
使用制限指定:
1回のみもしくは上限なしのどちらかに設定してくださいね。
クーポンタイプ:
無料、割引、キャッシュバック、プレゼント、その他の5つから選べますよ。
抽選機能:
当選確率(1~99%)、当選者数の上限(1~999,999)を任意で設定できますが、当選
確率を100%、当選者数を1,000,000人以上に設定はできません。抽選機能はドキドキ感
が演出されて、ただ付与されるより当たりを引いたことで喜びは大きくなりますよね。
公開設定:
クーポンを公開してURLとして発行することができます。クーポンURLをコピーしSNSに
貼り付けて投稿すればシェアできます。シェアしたクーポンは友だち追加しなければ使
えない仕様になっているため、新規友だちを増やす施策としても有効です。
メッセージは、受け取ったユーザーの反応や行動を喚起できるという特長があります。
LINEヤフー for Business公式サイトの調査によると
質問:「企業と店舗のLINE公式アカウントと『友だち』になって、実施したこと」
回答:「企業・店舗から送られてきたクーポンを利用した」が58.3%、
「クーポン目当てで、サービスや店舗を利用した」が54.4%と過半数超えます。
クーポンへの期待や利用意向は高いことがよく分かりますね。
リサーチ(アンケート)の回答特典としてクーポンを送付することができます。クーポンを作成後はショップカードも作成しましょう。
クーポンは初回接触動機の強化には役立ちますが、せっかく友だち追加も一度の関わりで終わるのは残念です。そこでショップカードを設定しておけばリピート動機の強化につながります。LINEアプリ上でポイント管理も可能になりますよ。
・リッチビデオメッセージ
簡単に言うと動画+リンクのような機能です。
動画内にURLを設置できます。動画は文字や画像よりも伝わりやすく、情報量も多くを盛り込めるので友だちに効率良くアプローチできます。あいさつメッセージを動画で配信すれば発信者のその人らしさが感じられファン化もつながりやすくなりますよ。
・リッチメッセージ
簡単に言うとテキスト+画像のような機能です。画像、テキスト、リンク、クーポンを添付させることができます。
通常のメッセージ配信ではテキストと画像が各々1吹き出しになり、別々に送らなければなりませんが、リッチメッセージであれば1吹き出しにまとめて送ることができてしまうのです。
テキストのみでは単調で訴える力が弱かったり、伝えようとするあまり長文になり敬遠されてしまう内容になりがちです。しかし画像に短文をプラスすることで直感的に伝わり、目に留まりやすくなりますね。
また画像にリンクを埋め込み「詳細はこちら」のような文章をおくことで、画像のタップを促し、LPや商品ページなど見せたいページへの高い誘導効果が期待できます。
一番のおすすめはクーポンの添付です。あいさつメッセージにクーポンの添付は定番ですよね。
リッチメッセージとクーポンの組み合わせはとても相性がいいです。
友だち追加を促しやすく、商品の購入やサービスの利用促進につなげやすくなります。ユーザーが求めてるメッセージ内容になれば、自ずとブロック率も低くなりますよ。
・ボイスメッセージ
音声を録音し配信することができます。テキストよりは多くの情報を伝えることができます。
ファイル上限サイズは動画と同様で200MB以下までですが、録音可能時間は最長30分
ボイスメッセージには映像がないのでラジオを聴く時のように、ユーザーはイマジネーションを広げていきますのでアカウントのスタイルとトーンに沿った音声配信を作成しましょう。
ボイスメッセージとは
ボイスメッセージは録音した音声データをアップロードし、ユーザーに音声でメッセージを届けられます。音声配信のメリットは短い時間で多くの情報量を伝えることができ、またテキスト配信の文字入力をするよりも音声を録音した方が労力が少ない点です。
1分間の作業時間で比較すると聞きやすいスピーチは1分間に約300文字程度なので音声配信では300文字程度の内容が作成できます。
テキスト配信ではタイピング上級者でも90文字程度の内容しか作成することができません。およそ3倍の労力差が生まれますので音声を使うメリットの大きさがわかりますね。
※全日本情報学習振興協会のパソコン検定タイピング試験参照
https://www.joho-gakushu.or.jp/pc/typing.php
1分間で作業できる文字数の比較 | |
音声(ボイスメッセージ) | 300字程度 |
タイピング(テキスト配信等) | 90文字程度 |
テキスト配信で最大量の配信をする場合、500文字✖️3吹き出しの配信になりますが、ユーザーの画面は文字だらけで読むのが苦痛になります。退屈な印象のメッセージは途中で離脱されることが多くなります。
音声の場合は聞き流すことで大量の情報でも受け入れられやすくなります。声の調子や抑揚で配信全体の雰囲気を整えることができます。同じ配信内容を文字から音声に変えることでスマートで運用者の顔が見えるような配信になりますよね。
ボイスメッセージを使用する時に気をつける点
音声を録音する際に何の準備もなく話し始めても、言い間違えたり、間延びしたり、間ができたりとなかなか上手く話せないものです。話す内容はあらかじめ決めておきましょう。軽やかなスピーチができるようになるには少しの慣れやコツが必要かもしれません。
・リサーチ(アンケート)
匿名型アンケートのようなもので、ユーザー属性に関する性別・年齢・居住地の3つの質問と、①~③の質問形式を選択してください。
①自由回答:
質問に自由に回答できる形式です。回答は任意・必須が選択できますが、未認証アカウントは利用できませんのでご注意を。
②単一回答:
選択肢から1つのみ選択できる形式です。選択肢は最大10個設定が可能です。
③複数回答:
選択肢から複数選択できる形式です。選択肢は最大10個設定が可能です。リサーチ結果からExcel形式でダウンロードができます。ただし回答数が20件以上集まらない場合は結果のダウンロードが行えませんので気をつけてくださいね、
またダウンロードできる結果は1ユーザー1行として50,000行までで50,000行以上の回答があった場合はその回答は確認できない仕様となっております。
・カードタイプメッセージ
リッチメッセージより更に多くの情報をまとめて提供できるのがカードタイプメッセージです。
カルーセル形式(左右にスライドできるカード)で複数カードを配置できるため、友だちに様々な商品を選んでもらうように作り込むこともできます。リッチメッセージと違ってテンプレートがあり、デザイン不要なので作成が簡単で便利ですよ。
良い第一印象を与えるために
まず、長文テキストのみの構成は避けましょう。初めてのメッセージ配信で伝えたい気持ちが強くなりますが長文テキストのみの吹き出しは退屈な印象を与えるばかりか、魅力のないアカウントと判断されれば即ブロックされちゃいます。
テキストの文字数はできるだけ少なく、適度に改行しましょう。どうしても文字が多くなってしまう時は、HPやブログなどの長文を読みやすい媒体に移す設定を作っておきましょう。
テキストのみではなく紹介したい魅力を伝える効果的なメッセージ機能を組み合わせて読みたくなる、思わずタップしたくなるメッセージを作成してくださいね。
配信内容は今後の配信予定やアカウントの活用方法を伝えておくと配信の期待値を高められます。情報の提供やクーポンの付与などユーザーが有益なアカウントだなと感じてもらえる内容にしましょう。すぐに猛烈なセールをプッシュするのはダメですよ。
5吹き出しまでを1配信として送ることができますが、ユーザーに届く時、画面には5吹き出し目が一番下に配置されますので構成を考えましょう。
例えば、1吹き出し目にクーポンや画像を配置し、3〜5吹き出しでテキストという構成だとユーザーが一番最初に目にするのは文字だらけの画面に、、、
スマートフォンの画面サイズを考慮し、情報量や吹き出しの配置にも気を配って構成し、1配信は1スクロール程度で全ての情報が見れるように作成してくださいね。
LINE公式のお悩みはeightsuマーケティングにお任せください
弊社はLINE公式の機能を存分に活かした自動化、仕組み化が得意です。LINE公式を取り入れることで1つ1つ対応していた業務の手間を省きます。
しかし実際の業務内容は実に様々であり、自分の課題を見つけるのは難しい一面もあります。LINE公式の機能も多岐に渡りますので自分ではどこが自動化、仕組み化できるのか気がつけないことが多いものです。
課題とLINE公式のマッチングが最善の解決策ですが、その組み合わせを一人で悩んでも見つかることはまずないんです。
一人で悩んで回り道し、時間を浪費する前に、まずは弊社にご相談くだい。マーケティングを駆使して、『独自の強み』と『分析』『WEBの仕組み化』で親切丁寧にクライアントの課題に取り組み、最善の解決策を提案いたします。
またLINE公式の機能をアップグレードさせた拡張機能Lステップを取り入れれば、より高い精度で自動化、仕組み化が実現できます。Lステップは、LINE公式アカウントを使った集客やマーケティングを効率化してくれるツールです。
ユーザーの行動に応じて自動で配信やメニューの表示ができ、LINE公式のみで運用するよりも手間を減らせて、一人ひとりに合ったアプローチができるようになります。
LINE公式やLステップについてのお悩みがある方は
「Lステップ正規代理店」のeightsuマーケティングにご相談ください!
LINEだけではなく、お悩みに合わせて総合的にアドバイスさせていただきます。
コメント