内閣府が2020年に発表したフリーランスの人口は462万人とされていて、2017年以降は特に女性のフリーランスが増加傾向にあります。
企業の給与が上がらないことや、自由な働き方に憧れてフリーランスとして働く人が今後もどんどん増えていくと予想されます。
数多くいるフリーランスの中からクライアントに選んでもらえて活躍できるフリーランスはどんな人なのでしょうか?
今回はフリーランスに向いている人の特徴と、必要な能力について解説します。
現在フリーランスの人やフリーランスとして独立を検討されている方の参考になれば幸いです。
フリーランスに向いている人
どんな人がフリーランスに向いているかについて解説いたします。
自分の能力を伸ばせる人
フリーランスの人たちは自分のスキルや能力で仕事を獲得して稼いでいます。
そのため、常にアンテナを張り巡らして新しい情報の収集をするようにしましょう。
時代の流れに合わせて自分自身が成長していかなければなりません。
現状維持では、いつかクライアントを満足させられなくなる時が来てしまいます。
意欲を持って自分の能力を伸ばせる人がクライアントからも喜ばれますし、結果継続案件の獲得にも繋がるのです。
スケジュール管理できる人
フリーランスは会社員と違い、就業時間が決まっていません。
業務の計画を立てて納期の管理まで全て自分でしなければならないのです。
他にも、請求書の発行や入金の確認など会社員であれば会社がやってくれていたことを全て自分で行います。
したがって、スケジュール管理を上手にできる人はクライアントからの信頼を得られるのでフリーランスとして活躍しやすいです。
コツコツ作業できる人
フリーランスというとなんとなくかっこいい!と思っている方が多いですが、実際は地味な仕事がほとんどです。
会社に所属していませんので、誰かに管理されることもありません。
だからと言ってさぼってばかりでは売上が立ちませんよね。
自分に厳しく、コツコツと作業を継続できる人が勝つ世界です。
自己管理ができる人
仕事においてもプライベートにおいても優先順位をつけて今何をするべきかを自分で考える力が求められます。
自分の体は1つですし1日の時間は皆平等に24時間です。
フリーランスになると、仕事もしたい、自己投資もしたい、本も読みたい、あれもこれもしたい!となるのですが今、まず何をやるべきなのか?を順序だてて考えないといけません。
例えば、
生活費を稼ぐことが優先順位として一番であればまずは自己投資の前にクライアントワークでお金を稼ぐことを優先する
収入が安定してきたので本当に自分がやりたい仕事に絞りたい場合はそれ以外の仕事を終了させる。
このようにフリーランスは自分のフェーズによって、あらゆることを自己判断で決めないといけません。
コミュニケーション能力がある人
人とコミュニケーションを取るのが苦手だから一人で働きたい、という理由でフリーランスになりたい人が多いです。
しかし、フリーランスとして活躍するためには意外とコミュニケーション能力が求められるんです。
なぜなら、一人で働いて稼ぐということは、自分で仕事を獲得してクライアントと連携して仕事を進めないといけません。
とても社交的な性格である必要はないのですが、スムーズに意思疎通するための必要最低限のコミュニケーションスキルは必須です。
業務を拡大したいと思ったら交流会への参加も検討した方が良いですし、うまく人と付き合っていける人には仕事も入ってきやすいです。
フリーランスに必要な能力
フリーランスとして活躍するためにはどんな能力が求められるのでしょうか?
詳しく解説いたします。
チャレンジしてみる能力
仕事の依頼があった時に、未経験の仕事だからと断るのではなく一旦受けてみることをおすすめします。
もちろん自分の能力に見合わない要求をされた場合は断ってもいいのですが、ちょっと難しそうだけどがんばればできるかもしれない、という場合はぜひチャレンジしてみてください。
向き不向きはやってみないとわかりません。
どうしても自分に向いていないと判断できたらお断りしてもいいと思います。
自分では「できない」と思っていた仕事が案外向いていた、ということは往々にしてあることです。
継続できる能力
特別な資格やスキルがなくてもフリーランスとして生計を立てている人はたくさんいます。
その方たちを見ていて思うのは、とにかく諦めないで継続することがとても大事だということです。
1年間やってみて、うまくいかないから、収入が上がらないから、と辞めてしまうのはもったいないです。
長く取り組まないと携わっている業界のことがよくわからないですし、続けることで見えてくる景色があります。
またクライアントとの付き合い方にも言えることですが、3ヶ月や半年程度で契約を終了してしまうのも待ってください。
クライアントはあなたがある程度のレベルになったら更に仕事を任せようと、様子をみている段階かもしれません。
たくさんの方から少しずつ仕事を受注するより、1人のクライアントから多くの仕事を引き受ける方がはるかに効率が良いですからね。
全体を俯瞰して見る能力
業務委託で仕事を受けていると、全体の大きなプロジェクトの中の一部を任されるというパターンが多いです。
フリーランス中級者になってきたなら、自分の仕事のことだけを考えるのではなく全体を俯瞰して見た時に自分は一体なんの役割を求められているのか?という部分を考えてみてください。
そうすることにより、「もっとこうした方が良いかもしれない。」と改善点が見えやすくなります。
積極的に提案、改善をしてくれるフリーランスはクライアントからも喜ばれます。
断る能力
意外かもしれませんが、フリーランスには「断る」という能力も大変重要なんです。
継続案件をもらっていると安心感もあってダラダラと仕事を続けてしまうことがあります。
もちろん、継続することで自分のスキルアップに繋がっていれば問題はありませんが、お金のためだけに自分の力にならない仕事を続けるのは危険です。
他にチャレンジしてみたいことが見つかって、時間的なリソースが足りないのならお世話になったクライアントに迷惑がかからないよう、スケジュールを調整して契約を終了させるのは問題ありません。
むしろ自分のレベルアップのためには必要な行動です。
あとは、報酬を大幅に超えるような業務量を依頼された際にもきちんと「できません。」と断りましょう。
フリーランスにとって時間はとても貴重なものです。
何でも引き受けてしまって、やりたいことがあるのにできない!という人は一度働き方を見つめ直してみてくださいね。
クライアントを想える能力
クライアントから仕事を受注して報酬をいただくということは、クライアントが利益を上げられるような働きをしなくてはいけません。
いつもいつも同じ仕事を依頼してもらえるわけではなく、事業で収益を上げられなければボランティアではないので仕事は打ち切られてしまう可能性があります。
クライアントに収益を出してもらって、自分にも仕事が入ってくるようにする。
当たり前のことなんですが、意外と見落としがちな観点です。
この考えになると、どうすればクライアントにとって価値のあるフリーランスになれるのか、という部分にまで思考が巡るようになります。
クライアントを想って、勝たせてあげられるフリーランスは強いです。
フリーランスとして心掛けていること【ライター:松井】
つぐ美さんから仕事を依頼していただきeigtstuマーケティング株式会社に携わっている松井が、ライターとして意識していることを最後にお伝えします。
先にまとめておくと下記の事項を意識しています。
- 依頼主のSNSはまめにチェックする
- 依頼された業務の目的を考える
- マーケティングの新しい情報をキャッチする
- ライティングテーマになっているツールは使ってみる
依頼主のSNSはまめにチェックする
つぐ美さんはInstagram、Twitter、YouTube、アメブロ、メルマガなどで発信をされているのでこれらは常にチェックしています。
そうすることで、今つぐ美さんが考えていることや伸ばしたい事業は何なのか?これらを知ることができます。
お忙しいので直接聞くのは案件に関わることのみに留めています。
SNSはクライアントの頭の中がリアルタイムでのぞけるので必ずチェックしてくださいね。
依頼された業務の目的を考える
ライティングといってもセールスライティングなのか集客目的のライティングなのか、ただのお知らせなのかなど様々な種類があります。
依頼されたライティングの目的を汲み取って、SEOを意識するライティングであればキーワードのボリュームを見たり、競合の記事を検索したりして書いています。
この辺りは初心者の頃は気づけていませんでしたが、フリーランス2年目となった今では理解できるようになりました。
マーケティングの新しい情報をキャッチする
つぐ美さんの業務がマーケティングの領域なので、マーケティングについてはTwitterやネットで意識して情報をキャッチアップするようにしています。
これは業務だからという側面もありますが、フリーランスとして働くにはどんな仕事でもマーケティング目線が大事だと感じているからです。
フリーランスは自分という商品をどのように売り出すのか?ということを常に考えなければいけません。
ですのでマーケティングについて学ぶことは何一つ無駄にならないのです。
ライティングテーマになっているツールは使ってみる
例えば、eightsuマーケティング株式会社はLステップの公式代理店ですし、LINE公式の制作も請け負っていますのでそれにまつわる記事を執筆することがあります。
使ってみないとわからないことが多いため、私は自分のLINE公式アカウントを作成し実際に操作しています。
ネットで情報を拾って執筆できないわけではないのですが、自分で使ってみることで初めて出てくる疑問や、わかりづらいと感じる部分を記事にすることができます。
それがユーザーのためになる、より質の高い記事が書けるコツだと思っています。
まとめ
今回、フリーランスに向いている人や必要な能力について解説いたしました。
この記事を読んで自分は違うタイプなので向いていない…とがっかりしなくても大丈夫です。
初めからフリーランスに向いている人がなっている訳ではなく、フリーランスとして働くために自分を変えられる人が活躍できるのです。
逆に自分を変える努力ができない人は本当の意味でフリーランスに向いていないのかもしれません。
今現在フリーランスの方もフリーランスを目指している人も自分を変えられれば伸びしろはまだまだありますので一緒にがんばりましょうね。
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