「こんなサービスを思いついたけれど、ニーズはあるのかな?」
「この商品って売れるのかな?」
個人でビジネスをしたい、と起業を考えている人はこのような悩みにぶつかることがあると思います。
実際に、「私の考えたこのサービスにニーズはありますか?」という相談を受けることが多いんです。
自分のサービスにニーズがあるか不安な時はこのように調べてみてください、とアドバイスしている方法がありますので今回はそちらを詳しく解説いたします。
感覚ではなく数値で確認する
女性は、感覚や勘で物事を考えがちな方が多いのですが、ビジネスはシビアなもので感覚ではうまくいかないんです。
私が感覚派の女性に向けてサポートしているのも、それが理由なんですよね。
自分の考えたサービスや商品にニーズがあるかどうかは、必ず数値を根拠として調査してみてください。
ここからは具体的なニーズ調査の方法をご説明していきますね。
検索ボリュームを調べる
皆さんが何か困ったことが起きた時に、まず何をしますか?
何か解決できる良い方法はないか?とインターネットで調べませんか。
現代ではすぐにパソコンやスマホで検索するのが当たり前になっていますよね。
そこで自分の商品やサービスについて、どれくらいネットで検索されているのかを調べるとニーズが見えてきます。
いくつか方法はあるのですが、私が利用しているサイトをご紹介しますね。
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)では検索ボリュームを無料で1日3回まで調べることができます。
ここでいう検索ボリュームとは、Yahoo!やGoogleなどの検索サイトで1ヶ月に検索された回数のことをいいます。
上記の画像では、「四柱推命」を検索していますので、「四柱推命」というワードが1ヶ月で20万回以上検索されていることがわかります。
四柱推命はかなりのニーズがあることがわかりますが、だからといって四柱推命のサービスをしよう!というのは待ってください。
個人でサービスを提供する際に目安にする検索ボリュームは最低でも1000以上、できれば3000~5000の間が良いかと思います。
では、「四柱推命 相性」で調べるとどうでしょうか。このような結果となりました。
四柱推命の占いサービスをするとしたら、相性占いに特化させる、などの工夫が必要かもしれませんね。
キーワードプランナー
キーワードプランナーとは、検索ボリュームや他業者との競合性を調査できるGoogleのツールです。
こちらは導入自体は無料でできますが、Google広告を運用(費用がかかる)しないと利用はできません。
上の画像は実際にキーワードプランナーで「スクール」「塾」と調べてみた結果です。
「月間平均検索ボリューム」はこのキーワードが1ヶ月でどれくらい検索されているかの数字です。
また、「競合性」は広告を出稿したときの競合性の度合いを示しています。
「高」だとライバルが多く、「低」はライバルが少ないキーワードということになります。
個人のサービスではライバルが少ないに越したことはないのですが、“検索ボリュームが少ない=需要がない” という意味なので、ニーズはあるけれどライバルが少ないキーワードを探してみましょう。
キーワードプランナーでは他にも、広告を出稿する際の入札単価を調べることもできます。
インスタグラムのハッシュタグボリュームを見る
Instagram(インスタグラム)でもニーズがあるかどうかの調査は可能なんです。
インスタグラムではハッシュタグのボリュームを見てみましょう。
(こちらのハッシュタグボリュームは全て2022年8月現在の情報です。)
スピリチュアルの分野を例にとって調べてみますね。
「占い」のハッシュタグで調べると191万件出てきます。
次に四柱推命は19.9万。
その下に続く関連のキーワードの件数も出てきます。
他には
- 手相 21.7万
- タロット 57万
- 数秘術 23.7万
ざっと調べたところ、このようなハッシュタグボリュームです。
全て万単位のボリュームですのでかなりの需要があるのは、お分かりになると思います。
その一方でライバルが大変多いのも予想がつきますね。
ですので何かに特化した占いサービスを提供しないとその他大勢の同業者に埋もれてしまいます。
例えば、「恋愛占い」だとハッシュタグボリュームは5.1万件です。
これでもボリュームは大きいのですが、ここから更に年代や悩みを絞って、オンラインなのかオフラインでも対応するのかなど、自分にしかできないサービスを考えていきましょう。
少し話が逸れますが、個人で占いのようなサービスを展開したい時にはSNSの活用が欠かせません。
その際に上記のようないわゆる10万以上の件数のある「ビッグキーワード」ばかりをハッシュタグに付けていても発見されづらいのです。
そこでミドルキーワード、スモールキーワードと検索ボリュームが少ないものと組み合わせてターゲットに発信が届くような工夫をしましょうね。
Yahoo!知恵袋も使える
Yahoo!知恵袋をご存じですか?
疑問や質問に掲示板上で参加者同士が回答するサービスです。
ここには色んなお悩みが寄せられています。
世の中の多くの人は一体どんなことで悩んでいるのか?
Yahoo!知恵袋を見ているとこのようなことが見えてきます。
自分のサービスは誰のどんな悩みを解決できるのか?と考える際にYahoo!知恵袋を見てみると何かヒントを得られるかもしれません。
匿名での書き込みができますので、たまに違和感のある質問などもあります。
全てを鵜呑みにしないようにあくまでも参考程度にしてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は私がよく質問される
「自分の商品・サービスにニーズはあるのか?」
を調査する方法についてご紹介しました。
自分のサービスに自信が持てずにブレそうになった時こそ、調査を怠らずしっかりとニーズを把握してくださいね。
そうすると誰をターゲットに、何をするべきか、が見えてくるはずです。
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