自分でビジネスするなら、必ず必要になるのが「フロント商品」です。
マーケティング用語で、フロント商品というのは低価格で購入できる「お試し商品」のことを指しています。
なぜお試し商品が必要なのか?
どう売上に関わるのか?くわしくお伝えしていきます。
客単価を上げたり、定期販売したい方は、最後まで記事を読んでみてくださいね。
ルームフレグランスのお試し商品の例
3種類の香りが、ミニサイズの瓶もついてお試しできて3000円という商品を先日購入しました。
お店で香りをかいでみても、実際に家の中に置いて、お部屋の雰囲気と香りが合っているか試してみないと、わからないんですよね。
ひと瓶が1カ月ほどで使い切れて、1000円なので安いと感じました。
それぞれ3か所に置いてみて、いちばん好きな香りが分かったところで、今度は半年ほどつかえる大きな容量のルームフレグランスを購入。
お試しの6倍ほど大きさの、バックエンド(本命商品)となっています。
客単価アップの仕組みを知ろう
お試し商品が気に入ると、その後、何度も購入する可能性が高くなりますよね。
(ルームフレグランスなら、香りのない生活が耐えられなくなったり)
つまり、低額でもフロント商品を用意することで、バックエンド商品(継続・定期購入や単価の高い商品)の購入につながるので、長い目でみた客単価はアップすることになるんです。
ひとりのお客さまが生涯にその商品を買ってくれる率のことを、マーケティング用語で「LTV(ライフタイムバリュー)」といいます。
LTVを高めるためにも、いかにお試し商品を手に取ってもらえるか、が重要となります。
また、何度もリピートしてくれるように商品の質も高めていきましょう。
お客さまにも、売り手にもフロント商品が必要
フロント商品がないと、お客さまは商品の善し悪しの判断ができません。
そのため、いきなりバックエンド商品を購入する際のハードルが高くなってしまいます。
とくに、コーチ・コンサル・セラピストさんのようにカタチのない無形商品ほど、評価しづらいので分かりにくいですよね。
そうした場合は、低価格のお試し商品をつくってあげるのが、お客さまのためにもなります。
販売側にとっても、長期的にお客さまとして付き合っていきたいのか?見極めることができますね。
お試し商品は無料がいいの?
化粧品のサンプルなんかでも、無料のものが多いですよね。
価値の伝わりにくいものは特に、無料でお試しとしてもOKです。
もちろん、無料では難しいものは1回3000円や5000円など、気軽に支払える額を設定すれば問題ありません。
お試し商品を気に入ってくれれば、定期的に購入してくれたり、高額でもほしいと言ってくれるお客さまも出てきますよ。
また、サービスを提供してまだ実績が無い場合は特に無料でギブをすると良いでしょうね。
相手に与えることを先にしてまわるからこそ、お客様が来てくれたり紹介が増えるので。
フロント商品はビジネスするなら、すべての方が用意すべき
良いお客さまとの新たなご縁を継続的にいただけるように、フロント商品は必ずつくっておきましょう。
フロント商品をつくるのなら、いっしょにバックエンド商品も用意してあげるとお客さまも喜んでくれるはずです。
ちなみに、すでに実績があり、フロント商品がある方なら、逆にバックエンドのゴールから逆算してフロント商品を作って反応を見ていきますよ。
実績がない方は、前から作る(フロント商品つくり)。
実績がある方はバックエンドから作ってフロント商品をお試ししてもらいましょう!
あなたの事業に沿ったフロント・バックエンド商品のこまかい作り方について、弊社でも個別コンサルにて、ご相談をお受けしております。
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