ビジネスでよく登場する「ランディングページ」という言葉…
聞いたことはあるけれど一体どんなものなのか?と聞かれると戸惑ってしまうのは、あなただけでは無いはずです。
ランディングページをわかりやすく言えば…
ページを訪れたお客さまに申込や商品の購入をしてもらうためにつくられたものです。
短くしてLP(えるぴー)と呼ばれることも多いです。
今回は、初心者向けにランディングページを3つの特徴にわけて、事例と共にわかりやすく解説します。
LPにお金をかけていない・予算をあてられない企業は、マーケティングがしっかり出来ていないと判断されかねません。
やみくもに広告費ばかりを投入するのは残念なので、集客導線が考えられたランディングページで売り上げを効率よくあげていきましょう。
ランディングページとは?目的とメリット
ランディングページ(以下LPと書きます)の一番の目的は、そのページに訪れたお客さまに申込・資料請求・問合せ・購入といった行動をおこしてもらうことです。
LPをつくることで、購入率や申込率が高まるというメリットがあげられます。
構成やデザインなど、しっかりと集客導線が考えられたLPであれば、制作費用にたいする売り上げの割合が何十倍も大きくなります。
それでは、お客さまの心をとらえるLPの特徴について3つお伝えしていきます。
ランディングページ3つの特徴
LPの3つの特徴は以下のとおりです。
①お客さまの心をつかむ構成になっている
②分析して何度でも改善できる
③24時間休まず稼働してくれる
それでは、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
ランディングページとは【特徴その1:お客さまの心をつかむ構成】
雑誌やカタログなどと違い、上から順にスクロールして読まれるのがLPです。
営業トークが、そのままLPになって構成されているイメージなので、縦長で情報のボリュームも多くなります。
事業内容やサービスを数ページにわけて伝えるホームページとの大きな違いも、そこにありますね。
順序だてた営業トークのように、お客さまの心を動かし、説得できるような1ページの構成を考えましょう。
下に読み進めるにつれて、お客さまの不安が削ぎ落されていくイメージが理想です。
また、いま買う必要がある理由も付け加えていきます。
そして、ページの出口として申込・購入ボタンが用意されていて、ほかのページへのリンクは置かれていません。
のちほど、企業のLP事例にて、ここで説明した構成について詳しくみていきましょう。
ランディングページとは【特徴その2:分析して何度でも改善できる】
LPは1度つくって終わり、というわけではありません。
とにかくページを訪れたお客さまの反応をみながら修正し、改善を重ねていくことができます。
マーケティングの最善のやり方は常に変化します。
お客さまのページ内での行動を分析できるツールを用いながら、どこがクリックされているのか、されていないのか、効果を測定していきます。
LPは育てていくもの、という認識をもって長く付き合うつもりでいましょう。
ランディングページとは【特徴その3:24時間休まず稼働してくれる】
ランディングページは、休まずいつでも働いてくれるWeb上の優秀な営業マンだと例えられます。
深夜でも、早朝でも、一度に多くのお客さまに、等しく質の高い情報をお届けできると考えると、コスパが良いのが分かりますよね。
費用対効果が高いことから、多くの企業がLPを重視してマーケティングの戦略の中に組み込んでいます。
画像での広告が多いので、お客さまの心をとらえて離さないという点も特徴です。
ランディングページの構成例2つ【企業のLPをみてみよう】
実際にランディングページの構成例を2つ見てみましょう。
全身美容シャンプー、シンプリッチのLPです。
(以下、シンプリッチLPより画像を引用させていただきます。)
まず目に飛び込んでくるのは、キャッチコピーがかかれた画像と目立つ購入ボタン。
すぐにでも購入したい方が、ストレスなく行動できるように誘導しています。
初めての方、初回限定半額、といったお得感をアピールしていますね。
そして、多くの雑誌に取り上げられた実績と、利用したお客さまの声で、安心感をもってもらいます。
そのあとであらためて、お客さまの悩みを認識してもらい、解決策となる商品の提案をしています。
つぎに、商品の特徴や成分のこだわりを伝えています。
商品の使い方や、細かい説明でお客さまの不安をとりのぞき、「開発者の想い」で最後のひとおしをするといった流れです。
気になる疑問をカバーしながら、メリットやお得感をつたえてお客さまの「欲しい」を「購入」というアクションに促しています。
まとめると、以下のような構成になっています。
①目立つキャッチコピーと購入ボタン
②商品の実績アピール
③お客さまの悩みの明確化
④解決策としての商品の特徴
⑤開発側のストーリー
⑥お得感をアピール
つぎに、タイヘイの宅配弁当のLPです。
(以下、タイヘイの宅配弁当LPより画像を引用させていただきます。)
さきほどのLP事例と同じように、最初にキャッチコピーとなる画像と購入ボタンがおかれています。
キャンペーン、初回半額、送料無料、といった言葉でお得な雰囲気がつたわりますね。
そして、お客さまの悩みを明確にしていきます。
「わたしのことだ!」と思って下の内容も読み進めることができます。
つぎに、解決策として商品の提案をしています。
ここで、「健康食のプロ」といった言葉や「医学博士」の先生の写真をのせることで権威性を伝えることができるので、信頼感もうまれやすくなります。
ご利用中のお客さまの声も複数名のせています。
さらに、お得な特典で買うべき理由を伝えています。
最後に、医学博士の先生の顔写真と、5,300万食という実績で安心感と信頼感を印象づけています。
お客さまが不安に思うであろう疑問点は、よくある質問としてQ&A形式でチェックすることができます。
タイヘイの宅配弁当のLP構成をまとめると、
①目立つキャッチコピーと購入ボタン
②お客さまの悩みの明確化
③商品の実績アピール
④解決策としての商品の特徴
⑤お得感をアピール
といった流れになっています。
ひとつめのLP事例と、ほぼ同じ構成だということが分かります。
どんなお客さまをターゲットとしているかによって、デザインもキャッチコピーも変わってきますが、おおまかな構成としては決まった型があるといえますね。
最近では、動画など動きのあるデザインでページを訪れたお客さまをトリコにする内容も増えています。
ランディングページのパファーマンスをあげて効率よく売り上げアップにつなげよう
今回は、実際の事例も参考にしながらランディングページの特徴についてお伝えしました。
もう一度、LPの武器ともいえる3つの特徴を思い出してみましょう。
① お客さまの心をつかむ構成
② 分析して何度でも改善できる
③ 24時間休まず稼働してくれる
とはいっても、実際に売り上げにつながるLPをつくるにはセールスライティングだけでなく、盛り込むべき内容や、気を付けておきたい点など、プロの技が多く求められます。
Web上での取引がより一層、増えるであろう昨今、いまいちどランディングページを含めた集客導線について考えてみませんか?
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